Apple発表会(21秋) 感想
日本時間15日未明、Appleは発表会を行い「iPhone 13シリーズ」など複数の新製品を発表した。
発表内容が当たりかハズレか、非常に評価しにくい年になったと思うので備忘録も兼ねてこのエントリを残す。
■新型iPad
毎度お馴染み、スタンダードなiPad。後述するminiの刷新により、ホームボタンが残る唯一のiPadに。
今年はプロセッサがiPhone 11シリーズ相当にアップグレードされ、まぁ順調にアップデートされたよね、そうだよね以上の感想は湧かない。
日本国内の教育分野においてはChromebookに押されている感は否めない。頑張れ。
■新型iPad mini
ちょうど一年前に刷新されたiPad Airと同じような仕様でiPad miniも大幅リニューアル(ただしキーボードケースはない)
iPhoneの「SE」「mini」「無印」「Pro」「Pro Max」並びと同じように、iPadは「無印」「mini」「Air」「Pro 11」「Pro 12.9」になっていると思えば選びやすいかも。
iPhoneもそうだが、miniは毎度「売れていない、これがラストか?」報道が飛び出す。リニューアルをしたばかりなのでこれが最後になる可能性は限りなく低いと思うが、iPad miniは発売サイクルが読めず、次いつ出るか分からないので欲しい方は今すぐ購入してもいいと思う。
ただし、セルラー仕様(miniの機動力考えると絶対こっちがいい)&256GBにすると10万円近いお値段になるので、価格は全然miniではない。
(私はiPadで新聞を読むことが多く、11インチでも小さいと感じているので買うことはまずなさそう)
■Apple Watch series7
期待値が高かった分、がっかりもしたのがここ。
ディスプレイが大きくなり、充電速度も改良。間違いなく良くはなってはいるが、5から買い換えるにはパンチが足りない。センサー類が増えて、ヘルスケア計測体験が大幅に良くなって入れば…
とまぁ少なくとも期待値の高さ&今使っているやつから買い換えない、というくらいでこれからApple Watchを使いたいという人にはオススメするかな。
■iPhone 13&13 mini
どのスマートフォンシリーズも、毎年新機種が発表されると間違いなく機能が進化する。
iPhone 13も、昨年の12と比較すると確かに進化しているが、その進み幅は過去一番低いと思う。
腹立たしいのはマイナーチェンジにも関わらず、前作のケースを(恐らく)使い回せないこと。エコとは。
(唯一、面白いと思ったのは動画撮影時に背景をボカすことができる「シネマティクモード」。一般的に使われるかは謎だが、私はすごく使いたい。エモい動画撮りたい。)
正直、画面サイズさえ許容できれば安売りしているiPhone SEで十分な人がほとんどだと思う。
差額でApple Watch、AirPods買った方がユーザー体験は向上するよ。
■iPhone 13 Pro&13 Pro Max
ここも基本はマイナーチェンジだが、大きな進化は二つある。
一つはディスプレイのリフレッシュレートが最大120Hzに対応したこと。これに関してはAndroidスマホから遅れること約2年、ようやくかと言った感想。120Hzに慣れてしまうと、もう60Hz端末には戻れない。
(逆にいうと、60Hzで不満を感じていなかった人も、120Hzを知ることで物足りなくなる。知らない方が幸せなのかもしれない)
二つ目はマクロ撮影に対応するなど、かなり強化されたカメラ機能だ。しかし、この「強化」の方向性は、かなり玄人向けの「ボタン押したらフルオートでそこそこ綺麗な写真が撮れる」という従来のiPhoneカメラのアプローチとは真逆、まさにプロのための進化だと思う。
個人的には、このカメラの強化には非常にそそられるので、愛用しているiPhone 12 Pro Maxからの買い替えを考えている(余談だが、12 Pro Maxもかなりの金額で売却できると思うので負担額はそこまで高くないと予想)
ただし、ここまで「プロ仕様」を売りにしながら、端子が(データ転送速度が遅く拡張性も低い)Lightningのままなのがチグハグで気持ち悪い。ゴリゴリ業務利用しようとするとここが大きく足を引っ張りそう。
■大本命は来年のフルモデルチェンジ?
「2年に1度フルモデルチェンジ」という分かりやすいサイクルに現在のiPhoneはなっていないが、外観デザインなどを含めて来年フルモデルチェンジするのでは(してほしい)と思っている。
その際、端子がUSB Type-Cになり、5Gのミリ波にも対応し、「Pro」型番に恥じない作りになってて欲しい。